世の中には、住みたい部屋があっても職業やその他の都合で部屋を借りられない人がいます。
例えば、水商売をしている人や、多重債務者などです。
こういう人たちは、収入面や生活時間帯が遅いなどが理由となり、審査に落ちてしまう場合が多いです。
そこで、利用するのがアリバイ会社です。
これは、実際には存在しないペーパーカンパニーに在籍しているかのように見せかけるサービスです。
会社名だけではなく法人登記がされており、ホームページや女性社員が電話応対もしてくれ、本陣が在籍しているかのようにカモフラージュしてくれます。
アリバイ会社を利用すれば、一般会社の社員と見せかけることができ、賃貸契約もしやすくなります。
しかし、実際に賃貸契約を結んで入居した後にアリバイ会社を使ったことがバレて退去を迫られるケースが後を絶ちません。
契約書に「申込書に虚偽の申請があれば申し込みを解除できる」という項目があれば、入居1日目でも退去を迫られることもあります。
仮に強制退去を免れた場合でも、信用を失い大家さんとの関係が悪くなる可能性もあります。
こういったトラブルを避けるためにも、アリバイ会社を入居審査に使うのは好ましくありません。
普通に暮らしている人はあまり知らない存在かもしれませんが、世の中にはアリバイ会社というものが存在します。
フリーターの人が、カードローンを組む時に審査に通りたい場合や、夜の仕事をしている人が本当の仕事を家族などに知られたくないために利用しています。
水商売の場合は店側がアリバイ会社を用意していることも多いですよね。
最近は専業主婦が保育園に子供を入れるために利用することもあるので、身近な存在になりつつあるのかもしれません。
そんなアリバイ会社ですが、まだまだ玉石混交なのも事実です。
安全で信頼できるところを選ぶなら、ちゃんと実店舗を持っているところにした方がいいでしょう。
もしトラブルがあっても連絡がつかないという心配がありません。
相場よりも安すぎる価格で安さを売りにしているところも要注意です。
何らかの名目で追加料金を徴収される可能性が高いからです。
平均的には約1カ月の利用で合計10000円はかかります。
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